維持管理・計測
特定の目的や対象となる現象に適した計測機器を設置し、災害等を未然に防ぐため、継続的な観測とデータの収集を行います。
地すべりの場合、「地表」と「地中」に設置された機器による変動状況の計測方法があります。
前者は地表に発生した亀裂、陥没、地盤の盛り上がり等の地表変動状況や地盤の傾動、水平方向の運動量等を調べるものです。 後者は地質調査で試掘したボーリング孔を利用して地中に設置された機器により、ある特定の位置(すべり面)の変動量を調べるものです。
■地表変動調査による代表機器
地盤伸縮計、地盤傾斜計、GPS測量、リモートセンシングなど
■地中変動調査による代表機器
パイプ歪計、孔内傾斜計、多層移動量計など

施設の長寿命化対策の一つとして、砂防ならびに地すべり防止施設について、老朽化および経年劣化で機能低下による破損や変状がないかなどの確認を定期的に行います。
様々な施設の機能維持と、より安全な環境を保つことができる不可欠な作業となります。

豪雨、豪雪、地震などの自然災害による道路への被害を予防し、安全で安心な道路を維持するために、道路法面や構造物の状態について詳細な点検を行うものです。
